なんでもないブログ。

ただのブログです。

あれから、

1年経ちました。


wowaka さんの訃報を聞いて、

最初はデマかと。おいおい、

エイプリールフールはとっくに

終わってんだぞ、と。


でも、調べたらデマではなかった。

仕事中だったもので自席にいたんですけど、勝手に涙が溢れてきて、

慌ててトイレに駆け込みました。

トイレで号泣してしまった。


別に私はヒトリエのファンではないし、

wowaka さんを熱狂的に追っていたわけでも

ない。

にわかと言われて仕舞えばその程度

なんですよね。


でも、あの時代はめちゃめちゃ聞いていたのも確かで。


裏表ラバーズで衝撃を受けなかった人は

いないんじゃないかと思う。

まぁ、再三みんな言っているので、

ここは割愛。



wowaka さんが亡くなってから1ヶ月間、

全然実感が湧かなくて。

追悼ライブとか、色々あったけど、

どこか現実味がなくて。

そんな状態のまま、ニコニコ系が集う

CGSに初めて参加しました。

これがもうすっごく楽しくって、

なんせ青春時代をボカロと共に歩んできた

私には堪らなくささる錚々たるメンバーが

集結したんですもの。

加えて、鬱Pがオープニングって!


オープニングで懐かしい曲をメドレーで

流してくれて会場の熱がだんだん上がった

最後に、鬱Pが、


「次の曲は、このフェスで1番新しい曲です。」


とだけ言って、流し始めたのが、

アンノウン・マザーグースでした。



雲ひとつない青空に、

アンノウン・マザーグースが響き渡った

時のあの感情を、私はきっと忘れられないんじゃないかな。


気付いたら涙が溢れて、必死に空を

見上げていました。

必死に上を向いていたけれど、

アンノウン・マザーグースを、一音も

聞き逃すことなんてないように、

全力で聞いていました。


多分この時、やっと彼の死を実感した。



ボカロが大好きな私にとって、

彼の曲は自分が思っているより

細胞に刻まれていたことを、

ようやっと認識しました。



これはきっと気付かず終わった初恋の

ようなものです。

と言いつつ、そんな大袈裟なものでも

ないと思います。

だからここに、書き綴っておきます。



あぁ、どうかいつかまた、新曲を聴かせて

ください。

私は貴方の曲に救われていた数多といる

うちの1人だけれど。

それでも感謝せずにはいられない。


素敵な曲をありがとうございました。




                                                      中村